1990年代、世界経済で華々しく飛躍した日本は過去のものとなり、高度経済成長時代から大きく減速し、国家力のある地位を落とし始めていました。日本JCでは活力ある日本経済を取り戻すために、本業を通じて社会に貢献していく、ソシオビジネス起業のマインドの重要性が提唱され、また、もったいない運動、地球市民運動、地球益といった環境問題を積極的に取り組んだ事業や運動が行われました。LOMにおいては、環境フェスタで広く地域にアピールし、茨城ブロック、関東地区、日本JCへと多くの人材を輩出した時代でもありました。

2000年代は、持続可能な発展を目指した、人間力あふれる社会起業家の育成運動が積極的に行われ、LOMにおいては、広域合併の展望を模索し、個と公の調和のとれた地域運動を展開して参りました。この時代のLOM事業の根本は、90年代の多くの出向経験がフィードバックされたからだと感じております。

世界的に混沌とした時代にある現在、真正面から解決すべき問題に向き合い、積極的な変化を創造することが、我々JAYCEEとしての存在意義なのではないでしょうか。

二度とない人生だから
      志を高く持とう
愛する我がまちだから
      夢をかたちに変えていこう
二つとない国だから
      日本の未来をこの手で創ろう
かけがえのない地球だから
      すべてのものとともに生きよう
時代をきりひらくのは
      我々青年の使命である

これは日本JCで提唱された、2000年代運動指針の一文です。2010年代、我々はどんな時代を切り拓いて行かなければならないのでしょうか。

”修己治人”ひとづくりから始まる地域づくり

 遠く、古の時代から受け継がれている様々な教え、伝統、書物。それらを我々のマインドに刻みこむ事は、JC運動や活動に大きく関わってくるものです。長く広く伝えられた裏には、我々JAYCEEの資質向上、心の豊かさと言ったものを洗練してくれるものがあるはずです。手法や取り組み方は多種多様です。まずは一歩を踏み出すこと、各々が描く理想的な思想や哲学を身に付け、己を律する事が大事です。地域づくりはひとづくりと言われるように、まずはJAYCEEのひとづくり運動を積極的に行うことで、家庭が変わり、地域が変わり、その先にある真に誇れる国づくりへと拡がるJC運動の礎となるはずです。青年経済人を自負する若者を、地域の指導者として育成することが必要です。

自律した地域創造

我々を取巻く笠間、西茨城と言われた地域においても、平成の大合併による市町村合併によって、笠間市、桜川市が新生しました。この合併によって地域はどのように変わり、今後どのような課題と直面していくのでしょう。個と公の調和のとれた関係とし、我々にしかできない、自律した地域創造をしていく事が必要です。

国内人口の自然減少や、少子高齢化は目の前の問題として真摯に受け止めなくてはなりません。また、地域の子供は地域で育てなくてはなりません。直接的、間接的に積極的に関わって、未来を見据えた運動を創造し、活動していかなければなりません。

ただ単に、地域だけに目を向けるのではなく、社会全体も見渡さなくてはなりません。政府が、低炭素社会づくりの革命に取り組んでいるように、様々な政策を行っている事は言うまでもありませんが、我々の活動においても積極的な姿勢で取り組まなければなりません。

組織の活性化

最盛期の半分以下となった正会員で、これまでの活動や、運営をしていく事には困難が生じてきます。持続可能な団体となる為の組織活性化には、積極的に会員を拡大する事、公益法人法の改正に伴う取り組みを行う事、出向等を通じて様々な手法や取り組みを研鑚し、人と人との関係で得られる貴重な経験や体験をする事も必要不可欠です。これらが未来への礎となり、更なる発展へ繋がります。人は人によって磨かれると言われるように、志を同じうする多くの仲間と共に、自分の身の丈に合った行動や活動を、積極的に行いましょう。

創立45周年に向き合う

本年で設立45周年を迎えられた事は、多くの先輩諸兄、友好・姉妹LOM、また、地域の理解があってこそです。まずは、素直に感謝すること。また、今までの45年間を検証するのも大事です。みんなでこの45周年に向き合い、更なる50周年に向けて、今後どのような運動を展開していくのか創造しましょう。

最後に・・・

私は1992年に入会し、30、35、40周年も経験させて頂きました。冒頭に記載した通り、経済、地域、JC運動は様々な変化をして参りました。私にはこれまで関わってきた全てが、自分そのものを形成しているのだと思っています。JCと、とことん向き合って来ました。沢山の先輩の姿を見て来ました。様々な事業に携わらせて頂き、醍醐味を痛感しました。自分なりに関わり、自分なりに解釈をして来ました。私にとってJCが全てではありませんが、しかし、JCなしに今の私はいなかったはずです。

志を高く、変革の源流となるJAYCEEとして、笠間JCのメンバーと共に様々な解決すべき問題に向き合い、積極的な変化を創造して参ります。