社団法人笠間青年会議所
第43代理事長 斉藤 

●はじめに
 1992年に笠間青年会議所に入会して以来、私は先輩方やメンバーはもちろんの事、JC外の一般の方々も含め、数多くの人たちと沢山ふれあいの時間を持つことが出来ました。
 入会当初、何も出来なくて戸惑っている自分、公開例会などで一般市民の方の質問に戸惑っている自分、そしてはじめての委員長や役職についたときに戸惑っている自分、目を閉じると今でも鮮明にその記憶がよみがえってきます。

 そのような私も皆さんのご指導の元、本年度笠間青年会議所の第43代理事長として一年間務めさせていただくこととなりました。
入会以来、15年のながきの間に学んだ事や培った事を精一杯発揮して皆さんと共に活動していきたいと思っておりますので、今一層のご指導ご協力の程、宜しく御願い申し上げます。

●世界平和
 今、世界では北朝鮮のミサイル問題や核開発、世界各国でおこっている民族紛争等によるテロリストたちの許しがたい事件、そして貧困や餓えで苦しむ子供たち等、今この時間にもいろいろな問題がおきています。
 また我が祖国日本はどうでしょうか。少年犯罪の低年齢化、親子間での虐待等、目を覆いたくなるような事件が毎日のように新聞やマスコミ等で報道されています。
 このような事件がおき、悪い事とは知ってはいるけれど我々ではどうにもならないと思っているという考えの人も少なくはないのでしょうか。
時代は変わるとはいえども、我々が子供の頃はどうだったでしょうか。今のように目を覆いたくなるような事件がこんなにもあったでしょうか。
 時代の変化と共に子供たちの教育や核家族化による家族と子供たちの接し方が変わり「子供の教育」の方向性がなにか違う方向に進んでいるような気がしてなりません。
今こそ原点を振り返り、古きよきことを重んじ新たなる一歩を踏みしめる。それが我々青年会議所メンバーの使命ではないのでしょうか。我々が学び優れた道徳心を身に付け、家族や地域に発信する。そして家族や地域がよりよいものに発展すればやがては日本、そして更には世界平和に繋がると私は信じます。
難しい事は何もありません。皆さんがこの青年会議所で学んだ事を誠心誠意、素直にどんどん子供たちや地域に発信すればよいのです。

●混沌とした日本経済
 バブル崩壊後、依然として日本経済の低迷は続いております。一部新聞紙上等では「日本経済の上昇傾向」と報道されておりますが、とまる事のない原油価格の高騰等、私たちを取り巻く経済環境は依然厳しいものであると感じています。
 しかしそのような経済状況の中、日本そしてこのエリアにも業種は様々ですが、今の状況をよく把握し成功している経営者も少なくないはずです。このような時こそ我々青年会議所のネットワークを使ってより良い手法や成功談を学ぶのです。LOMや茨城ブロック・関東地区そして日本青年会議所と学ぶべき場所は沢山あるのです。面倒だと思わずに自分自身で少しでも勉強し、そして成長できると思ったら若き青年だからこそ敏速に行動しましょう。
 ただ学ぶだけではいけません。色々と学び、それを自分自身の会社に置き換え地域性なども踏まえて検証する。そんな姿勢が必要だと思います。
不景気だと嘆いていても始まりません。いまこそ混沌とした経済状況の中どう切り抜けるかがあなたの経営手腕として問われるのです。

●会員拡大
 2007年度、笠間青年会議所のメンバー数も50名余りと、私が入会して以来、過去最低のメンバー数となってしまいました。毎年唱えてきた会員拡大、しかし現状は厳しく不景気のあおりもあって、10年余りの間メンバー数減少の一途をたどっております。皆さんはこの会員の減少をどのように捉えているのでしょうか。大変な事とは解っているが、なんとなく時間だけが過ぎてしまったのではないでしょうか。
 会員拡大・・・会員拡大委員長や委員会メンバーだけが入会を促進すれば良い訳ではありませんし、それでは入会希望者に対して失礼でもあると思います。一部のメンバーだけでなく青年会議所メンバー全員でJCの善さやすばらしさを語りしっかりと伝え、会員拡大に繋げるのです。更には一人一人がしっかりと拡大に対して意識をもてば委員会との相互関係もよくなりメンバーがメンバーを育てるような素晴らしい拡大活動になる事と思います。
 また、幸いにも42年目を迎える笠間青年会議所のOB数も200名余りとなりました。
 常井OB会長を始めと致しますOB会の皆様にもご協力をお願いし、違うアプローチでの会員拡大も並行して行なって参りたいと思いますので宜しくお願い申し上げます。

●地域に根ざした運動展開
 平成11年7月に合併特例法が制定されて以来、各地で市町村合併が推進されこの笠間西茨城地区でも2005年に岩瀬町が真壁町・大和村と合併し桜川市に、そして2006年に笠間市・友部町・岩間町で合併し新生笠間市が誕生致しました。
 よく世間では「合併の弊害」という言葉を耳にしますが我々の地域ではどうでしょうか。もちろん市民レベルで考えれば市町村単位の大きな合併ですから、様々な問題点が有って当たり前だと思います。しかし合併にともない良い点もたくさんあるはずです。各地域が集まった合併だからこそ悪い面はよく見直し、良い面は他地区にどんどん発信し各地域で検証する。そんな地域間交流から始めれば徐々に地域がよくなるのではないのでしょうか。
 幸いにも我々笠間青年会議所には笠間・友部・岩瀬・岩間という4地区委員会があります。地域を良く知っているこの地区委員会、いまこそ地域をもう一度よく見直し「まちづくり・ひとづくり」のアクションを我々からおこすのです。行動に大小はありません。たとえ小さな行動でも内容と行なう事に意義があり、継続して市民に伝えることこそが重要なのです。
 JAYCEEからちょっとだけ地域に根ざした運動展開を、そして笠間青年会議所から地域に根ざした運動展開を。愛する地域の為そしてそれが家族の為に。

●人との繋がりを大切に
 私が1968年に誕生して以来、親や家族そして近隣の人たちに見守られ、入学してからは先生や友人に学ばされ、就職してからは上司や同僚や取引先の人たちに色々と教えられ、そのような恵まれた環境の中、笠間青年会議所に入会しました。
 青年会議所に入会するまでは自分自身を客観的に見ることができず、色々な意味で“ひと”に育ててもらってきたことをあまり感じずに生きてきてしまったような気がします。無論、教えてくれた“ひと”にも感謝する事さえも忘れていたかも知れません。
 そんな私に気付きの機会をこの青年会議所は与えてくれました。老若男女を問わず、教えてくれる“ひと”は沢山いるのです。私はそんな人との繋がりを大切にし、みなさんのその一人となりたいのです。

●最後に
 難しいことは何もありません。正副理事長・委員長・副委員長・委員会メンバーと各々の役割は必ずあるはずです。その役割を肩を張らずにちょっとだけ無理して、青年会議所メンバー全員で1年間活動すればよいのです。メンバー数の少ない2007年度だからこそ、皆でまとまり相手を思いやる気持ちを常にもって、くどいようですが全員で活動していきましょう。
 私も残り少ないJC生活の中で善い意味での「義理・人情」を伝え協力し合い、皆さんとともにきちんと楽しく活動していきたいと思いますのでご協力をよろしくお願い申し上げます。

 地球社会の積極的変化をつくり出す団体のひとりとして
 変革の能動者のひとりとして
 共に頑張りましょう。